30代未経験からのWEBデザイナー求人・転職成功ガイド

中年&実務未経験の社会人(筆者)が、独学でWEBデザイナーへ転職した際におこなった6つの事!!

はじめまして。管理人のわたくしが、WEBデザイナーという仕事に転職してからかれこれ10年…。当時はまったくの実務未経験からの転職だったので、かなりの高確率で面接すらしてもらえず、応募の時点で門前払いという悲しい結果が続いていましたが、みなさんはどうですか?

ある程度年齢がいっている場合は、企業はやる気よりも能力を求めます。30代からWebデザインの仕事に就こうと思ったら、とにかく勉強して実務経験者に劣らない技能を身につけることです。それでも未経験というだけで面接もしてもらえないということもあるでしょうが、たしかな実力さえあれば、30代からでも転職はできます。

私は30歳を過ぎてからでしたが、これから私が実際に転職するためにおこなった6つの行動をご紹介します。同じ世代で同じ目標をもっている方が、これを見て少しでも参考にしていただければうれしいです。

「業種の特性を知る」ことが転職成功への初めの一歩!!

企業の多くが実務経験者を求める理由とは?

WEB転職-記事イメージ

さあ、これから転職へ向けての準備をしていくわけですが、ちょっとその前に…、企業が実務経験者を求める理由についてお話したいと思います

あたりまえのことなんですが、これがきちんとわかったうえでのこれからの行動と、知らないままでの行動とでは、後々大きな差がでてきますので、必ず目を通しておいてください。

企業が実務経験者、またはそれ相応の能力保持者を求めるのには、業種の特性が大きく関係しています。

WEBデザイナーの仕事は"裁量労働制"にあたる分野で、朝9時から出勤して、夕方6時に退社するという、いわゆる時間制の仕事ではありません。

常に納期によって仕事のスケジュールが決まり、これに沿って動いていくので、場合によっては圧倒的に作業時間がない中で、それでも納期に間に合わせないといけないということが度々発生します。

初めのうちは上司から指示をされて動くことが多いですが、その際HTMLがよくわからなかったり、IllustratorやPhotoshopなどのソフトの操作がわからなかったりというのは、この仕事ではたとえ新人のうちでもNGです。これらは仕事をするうえで、これから身につけていくものではなく、最初から知っておかなければいけない、最低限の常識的な能力になります。

たとえば、コンビニでペアを組んで仕事をしているスタッフ2人を思い浮かべてみてください。以下はベテラン先輩と本日初出勤のAさんのやりとりです。

 業務初日の日、先輩から外の駐車スペースの掃除を依頼されたAさん。先輩は掃除道具がおいてある場所を説明した後、「ではAさん、駐車場の掃除をお願いします」といいました。Aさんは「先輩、どうやって掃除をするのですか?」というので、先輩は「ホウキで掃いて燃えるゴミはこっちに、空き缶などはこっちのごみ箱に捨ててください」といいます。するとAさんから「ホウキって?掃くって?ゴミ箱って?」という質問攻めが返ってきました。先輩は途方にくれましたとさ……(泣)。

ちょっと極端すぎたかもしれませんね(笑)。しかしWEBの仕事をしていると、実際にこれと似たようなやりとりは意外とあるんです。この2人のやりとりを見て「ありえねぇ~」と思った方がほとんどではないでしょうか。

しかし、これをWEBデザインの仕事に置き換えるとどうでしょう?

上司から「Aさん、この素材、今制作しているWEBページで使うので、色調補正して切り抜きしておいて! 画像データはJPEGで、切り抜き画像はPNG24、ベクターデータはPNG24、もしくは8で書き出してね」といわれて、「色調補正って? 切り抜きって? ベクターって?」というのは、「掃除って? ホウキって?」というのと同じことになります。上司は当然途方にくれます(笑)。

WEBデザイナーに限らず専門職という分野の仕事は、これまでの日常生活の中で身についているものではないというところが厄介なんです。先ほどの話でいうと"掃除道具の保管場所"は当然教えてもらわないといけませんが、”ホウキやゴミ箱”、さらにはその使い方は誰も教えてもらわなくてもできると思います。この使い方が、WEBデザインの仕事ではソフトの使い方に相当します。

もし、そこから教えていくとなると、仕事をするうえでの常識的な基本能力がないということなので、そのせいでめちゃくちゃな労働時間になることは目に見えていますから、当然企業は採用しません。本人も絶対に辛いでしょうしね。

こう考えると企業が実務経験者を求めるのも、実は至極当然な流れなんだなーというのもうなずけますね。掃除と違って(※ここでいう掃除とは、一般生活で誰もがおこなう掃除のことです。業者さんは専門職ですので誤解のないようお願いします)こういった専門的な技能の多くは、仕事を通じて身につくものなので、採用条件としてはおのずと実務経験者となってしまうのです。でも、今はネットの普及や情報の充実で、誰もが簡単に専門的な情報を知り、努力次第で個人で身につけていくことができます。

ということは…、 実務経験がなくてもソフトの操作技能が経験者と同じであれば、企業は採用するということです。これらを最初に理解しておけば、これから独学で勉強をしていくにしても、その中身の濃さは大きく異なってきます。目標に向かってがんばってください!!

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WEBデザイナーとしての資質を自己分析する!

自分の性格と転職への意思の強さを再確認

WEB転職-記事イメージ転職活動の最初におこなうのは「自己分析」です。これからの活動を乗り越えることができるのか? 自分の気持ちを確認してください。はっきり言ってしまうと、30代でWEBデザイナーになるなら「専門的な勉強をシコタマしなさい!!」ということです。結局はこの一言につきます。ただ、そうはいっても自分の娯楽やプライベートを我慢してまで、その時間を勉強に充てるという行為は、辛いし嫌だと思う人がほとんどでしょう。

その気持ちはわかります。それがごくごく自然であたりまえなのですが、今回だけは自分が好きなことを仕事にするという、はっきりとした意思、目標を持っているので、本気でこれからWEBデザイナーで生計をたてていくんだぁ~と思っている人であれば、そこまで勉強することに辛いと感じず、逆にメキメキと上達していくさまを楽しく感じられるのではないかなと思います。

実はこれこそがこの仕事では絶対にかかせない資質で、これを楽しいと感じられない、辛いと感じる人は、正直デザイン系の仕事には向いていないのかもしれません。

これからいくつものハ-ドルが待っています。それを試練と感じるか感じないか、転職活動の一番最初にとる行動は「自己分析」です。

WEBデザイナーになる人、もうなっている人は、モノづくりが好きで、勉強することで自分の能力が上がっていくさまを楽しんでいる人たちの集団です。これからという人でも、そういった気持ちを持てる人であれば経験や年齢は関係ありません。必ずWEBデザイナーとして活躍する日が来ますよ。

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グラフィックデザインの知識とスキル

HTMLよりもイラストレーターとPhotoshopの習得が先

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では、これから実際の学習に入っていきますが、前途したように、この職業は専門職という分野ですので、相応の知識とスキルを身につけておくことが、転職成功への鍵となります。

正直ソフトの全ての機能を追求していくと時間がかかりすぎるので、初めは実務でよく使う機能をピックアップして、それらを深く掘り下げていくほうが転職時には役にたちます。もちろん、WEBデザイナーになった後は、他の機能も幅広く習得していってくださいね。

WEBデザイナーにとって必需のツールといえば、Adobe Illustrator、Photoshop、Dreamweaverの3つです。これらはWEBデザインの三種の神器と言われています。

正直どれも奥が深いし難しいので、職業としてではない一般ユーザーの方であれば、代替えでもっと安価で簡単なツールを使っても良いのでしょうが、プロの現場では、この3つを使っているところがほとんどなので、嫌でも避けては通れません。

この中でさらに優先順位を決めていくと、Illustrator→Photoshop→Dreamweaverの順になります。

えっ?! WEBデザイナーなのにDreamweaverからじゃなくていいの?と思うかもしれませんが、Dreamweaverは一番最後で良いです。まずはイラストレーターから始めてください。

デザイン現場の視点でいうと、はじめのうちはHTMLでのコーディング作業ではなく、パーツ制作のほうが作業量は多いです。その際イラストレーターでかっこいいバナーやページのヘッダー画像を作ってくれたり、Photoshopで画像データを修正してくれたりといった作業ができれば、それはそれですごくたすかります。それに、最近はWordPressなどオープンソースのブログソフトも充実していますので、単に更新業務で考えると、常にHTMLに触れるといった作業は以前に比べると少なくなってきています。ただし、最終的にはHTMLやプログラミングの技術は必ず必要にはなってきますが。

ともあれ最初からあれもこれもと動いても、必ず知識が広く浅くとなってしまうので、一般的に新入社員へ割り振る業務の割合を考慮して、まずはイラストレーター、Photoshopの順で勉強をおこなってください。

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イラストレーター上達の秘訣は基本に忠実に

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イラストレーターは、その会社の業種がWEBデザインだろうが、DTPデザインだろうが、映像制作だろうが関係なく、デザイン制作という分野ではある意味万国共通ともいえるソフトです。ありとあらゆる仕事の現場で使われているソフトなので、転職に成功するためには、イラストレーターの習得は絶対的な条件といえます。

では、実際にソフトを扱うにあたって、どこから勉強をはじめていけば良いのかですが、最初はひたすら地図の作図をしてください。

この時に絶対に意識してほしいのが、既存の地図(チラシや雑誌に載ってたもの、何でも結構です)を忠実にトレース(模倣)します。一つ作ったら今度は違うデザインの地図というように、どんどん作図していきましょう。そうしているうちに自然とイラストレーターにも慣れてきます。

と、ここまではイラストレーターに慣れることが目的なので、見た目は同じでも、データの作りの部分は人それぞれとなっていることでしょう。

ある程度作ったら、今度はそれらを修正してみます。道路を増やしたり曲線にしたり削除したり、建物を増やしたりなど、好きなように編集しましょう。おそらくレイヤーが一つになっていたり、道路を線ではなく図形で書いていたりと、すごく修正がやりにくいデータの作りになっているはずです。その時はそのまま進めずに、先に修正がやりやすいデータ構造に作り変えていきます。

地図の作図にはイラストレーターの基本がいっぱい詰まっています。仕事の現場で一番大切なのは、見た目も大事ですが修正がしやすいデータの作り方なので、実際に自分で扱いにくいデータを体感して、それらを扱いやすいデータに直していくことで、現場での必須スキルはみるみる身についていきます。

ある程度地図の作図をクリアした後、今度はロゴのトレースをやってみましょう。またトレースかと思うかもしれませんが、基本ですのでぐっと我慢して進めてください。

トレースするロゴは何でも良いです。グーグルの画像検索で「企業ロゴ」と入れると、様々なロゴ画像が出てきますので、これやってみたいなと思うものでチャレンジしてみてください。

注意点は地図と同じで忠実に再現することです。ロゴのトレースは地図と違って、文字のエフェクトやペンツール、パスファインダ、整列パレットetcなど、これまではなかった機能を使うことで、新たな基本技能が身につきます。あくまで練習ですので、出来上がったデータは削除してくださいね。ヘタに使用すると商標権にひっかかりますのでNGですよ。

と、ここまで進めたころには、イラストレーターに関しては、かなりの技術が身についているはずです。地図の作図やロゴのトレースは、データの構造がわかり易いうえに、基本機能を駆使して制作していきますので、最初の課題としては最適です。ちなみにイラストレーターはイラスト制作や作図がおもな役割ですが、レイアウトソフトとしてもかなり優秀です。その辺りは後ほどやってみると、また違った面白さがありますよ。

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実務に不可欠なPhotoshopの機能から優先して勉強する

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Photoshopもこれまた奥が深いソフトですが、こちらも初めからすべてを理解する必要はありません。デザイン業務の現場では、実際はそれほどたくさんの機能を使うことはなく、限られた使い方をしていることが多いです。

というのも、たとえばネット通販をイメージするとわかりやすいのですが、商品写真などに特殊効果をつける必要はないですし、そもそもそんなことをしたら、実物と商品が違うといったトラブルを招きかねません。法律違反にもなります。

実物に忠実に、かつ購買意欲をそそるようなきれいな写真に仕上げる技術さえあれば、仕事での使い方としての基本はクリアです。

通常、写真はなるべく撮影したままのオリジナルデータの状態が、すでにきれいになっているようにと、カメラマンはライティングなどを意識して撮影をするのが基本ですが、状態によっては暗すぎたり色かぶりをおこしていたりとあります。要するに失敗した写真ですね。それらを補正できる技術を身につけるのが、初めに学習する内容となります。

Photoshopの写真補正機能は多々ありますが、「レベル補正」「トーンカーブ」「色相・彩度」「カラーバランス」、このくらいを熟知しておけばじゅうぶんに実画像として通用する写真を仕上げることができます。色調補正での注意点は、自分のモニターを信じすぎないことです。みんなが同じように見えるという保障はないので、モニターのみで写真の色調を判断しないようにします。必ず情報パレットを表示して、写真内のRGBの数値を見ながら、これをもとに修正していきます。モニターはその際の補助的なハードウェアという程度で認識してください。

色補正とあわせて、ゴミや傷を消去する作業も現場では結構多いです。スタンプツールや修復ブラシツールをおもに使いますので、これらの機能も学習しておきましょう。

次に、写真の切り抜きですが、ペンツールや境界線の調整ツールでおこないますので、この2つは使いこなせるようにしておきます。

仕事でのPhotoshopの作業自体は、それほど難しいものではありませんが、写真の点数が膨大で、それが大変ということはよくあります。そういった時に知っておくと便利なのが「アクション」という機能です。

このアクション機能は、たとえば100枚の写真のサイズを、横幅のみすべて同一サイズに変更→トリミング→JPEGで保存など、決まったルールに沿った作業を事前に登録しておくことで、ボタン一つでPhotoshopが自動で作業をしてくれるという優れものです。

もし、全部を手作業でやったりすると、単純な作業でも写真の点数次第では数時間もかかったりしますが、アクションを使えば100枚程度なら3分で出来上がります。

デザイン業務の現場では、とにかく速さを求められるので、アクションのような便利機能は必ず知っておいてください。

以上が仕事でのPhotoshopの主な使い方です。扱う案件によっては、もっと高度な技能を必要とする場面もありますが、初めのうちはこのくらいの業務を素早くきれいに仕上げられれば大丈夫です。

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Dreamweaverの知識とスキル

Dreamweaverを使ったHTMLとCSSの勉強法

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ホームページはHTMLで文章を書いて、CSSでデザイン装飾をおこなう構造なので、基本的にはブラウザーとテキストエディタがあれば制作はできます。

しかし、初心者がいきなりHTMLやCSSの書式を全て手打ちで入力していくのは至難の業です。絶対にモチベーションが下がっていきますのでやめましょう。

では、どうすれば良いのかなんですが…Dreamweaverは、そんな面倒なHTMLやCSSの入力を補ってくれるソフトで、デザイン業界では定番のツールとなっています。

Dreamweaverを使えば、HTMLタグの正確なつづりまでをおぼえていなくても、タグの意味さえ分かっていれば、レベルの高いページの制作が可能です。まずは、HTMLタグを正確には書けないけど読める、意味は分かるというレベルにまでもっていくことを目標にして勉強していきましょう。

ここで私がおこなったDreamweaverを使った勉強法ですが、まずは簡単なページで良いので、Dreamweaverの機能だけでページを作ってみます。ここではHTMLやCSSといった意識はもたずに、画面で見たままテキストを入力、画像を配置して、リンクを貼って、ある程度のレイアウトを施すくらいで良いです。イラストレーターで作っているのと同じ感覚で結構です。

これをデザインビューとコードビューの両方を分割表示して、デザインビューのほうでたとえば画像を選択すると、それに該当する部分のHTMLがコードビューでも選択されています。ここで今自分が作業した内容が、ソースコードではどうなっているのかを細かく見ていくのです。

この方法だとDreamweaverの使い方とHTML、CSSの両方を一気に学べます。ポイントはいきなり文字列のみのHTMLやCSSから入らずに、あくまでDreamweaverの使い方をビジュアル的に学びながら、ついでにHTMLとCSSも学ぶといった手順です。

こうすることで、勉強の負担が一気に軽くなります。Dreamweaverに慣れてきたら、どんどん高度なページ作りにもチャレンジしていってください。あっという間にDreamweaverもHTMLもCSSも、一気に習得しているはずですよ。

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プログラミングの知識とスキル

JavascriptとPHP

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JavascriptとPHPは、Web開発の分野ではとてもメジャーなスクリプト言語です。webデザインの仕事でプログラムを扱うとなると、おそらくこの2つは切り離せません。

他にも多々プログラム言語は存在しますが、この2つはその中でも比較的簡単なほうと言われています。が、初心者から見れば、まったくそんなことはなく、かなり難しく感じることでしょう。これまでのHTMLやCSSとは比較にならないと思いますので、プログラミングをマスターしようと思えば、かなりの時間と労力が必要です。

転職活動という限られた期間で、これらプログラム言語までをマスターするのはほぼ不可能だと思いますので、こちらは余力があればで良いと思います。ただ、プログラムを扱えるようになると、仕事の幅が大きく広がるし、就職にも有利になるのは間違いないです。短期間でマスターするのは無理でも、たとえば条件分岐はif、関数はfunction、変数はvarなど、基本的なことは押さえておいたほうが良いでしょう。

あとはネットでググれば、ソースコードが丸ごと多数掲載されていますので、それらをコピペして、必要箇所だけを打ちかえるなどで対処ができれば、最初の段階としてはじゅうぶん合格です。

勉強する際は、いきなり書籍を購入してもさっぱり分からないと思うので、最初のとっかかりはネットや無料の学習動画サイトを利用しながら、まずはそこで基本を身につけていけば良いと思います。そこからさらに掘り下げていく際には、書籍を購入して勉強するほうが理解度は深まります。

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持っていると心強い! WEBデザイン・IT系の資格

ウェブデザイン技能検定

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ウェブデザインという分野では唯一の国家資格です。筆者も持っています。こちらは1~3級があり、3級は実務経験がなくてもどなたでも受験が可能です。合格すれば厚生労働省が認める"ウェブデザイン技能士"という肩書きを名乗れます。3→2→1と難易度が上がっていき、1級と2級は実務経験年数が必要となりますので、これからという方には、まずは3級をとることをおすすめします。

よくデザインの仕事には資格は必要ないといわれますが、そんなことはなく、ないよりかはあったほうが万倍良いです。この辺は人それぞれで解釈が違うのですが、わたしはそう思います。ウェブの資格は業務独占資格ではないので、弁護士や医師のように、その資格がないと仕事ができないといったものではありません。実力さえあれば仕事はできます。しかし、資格はその人の知識と技能を証明するだけでなく、合格するまでの努力の証でもありますので、特に30代で実務未経験からの転職ツールとしては、信頼はより得られるはずです。

この資格の最下級は3級ですが、それでもこれまで仕事でこういった業種に触れてきていなければ難しく感じることでしょう。何より問題の言葉の意味がわからないと思います。ゼロからであれば最低半年は勉強することになると思いますが、問題と解答の言葉の意味を、根気よくひとつひとつ調べて身につけていくうちに、知識レベルは格段に上がりますよ。

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応用情報技術者

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応用情報技術者試験は、経済産業省がおこなう国家資格です。この資格を修得した人は、「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」として国から認められます。

情報技術者の資格レベルは1~4が設定されていて、1がITパスポート、2が基本情報技術者、3が応用情報技術者です。レベル4のうちの3なので、たしかに高度な知識を必要とし、難易度は高いです。しかし、そのぶんネームバリューも半端なく、誰もが認める資格となっています。

ここで、なぜあえて高度なほうの資格を初心者向けのサイトで紹介しているのかですが、応用情報技術者は大抵の社会人がぶつかる、「基礎理論」「アルゴリズム」といった数学やプログラム系の問題量が基本情報と比べて少ないため、文系社会人の方でも、一生懸命勉強すれば取得が不可能ではない試験でもあるのです。逆に基本情報技術者は、「基礎理論」と「アルゴリズム」は避けては通れないので、これまでまったくの畑違いの仕事をされてきた方にとっては、逆に至難に感じるかもしれません。

応用情報技術者試験は、ウェブデザインといった分野も含めた幅広いIT知識を問われるので、取得できればかなりの強力な武器となるはずです。

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HTML5プロフェッショナル認定試験

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HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5やCSS3、JavaScriptなどの知識と技術、さらにはそれらを使ってサイト設計、デザイン、制作がおこなえる能力を認定する資格で、数ある検定の中でも一番実務に近く、制作技術を証明するうえで一番有効な資格です。

試験にはレベル1と2があり、1はサイトデザイン、2はJavaScriptで動的なWebコンテンツの設計、制作ができる能力を問われます。この資格はクリエイティブ業界の中では認知度が高く、知識というよりかは、現場での業務遂行能力を持っているかを問う資格なので、これを持っていると、実際に実務をおこなっているクリエイターの人たちからの評価は高いでしょう。

レベル2はJavaScriptでの動的ページの制作が主なので敷居が高いですが、レベル1はサイト制作がおこなえるようになったころには実務の経験がなくても、いや、ないからこそ転職時の武器として、ぜひチャレンジしてほしい資格です。

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Webクリエイター能力認定試験

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Webクリエイター能力認定試験も、難易度は違えど、上記のHTML5プロフェッショナル認定試験と同じで、Webサイトの制作、HTMLタグ、CSS等のコーディング能力を認定する試験で、こちらも実務的な資格といえます。

試験の内容を見ると、ワイヤーフレーム(配置の枠どりを決めた簡単なラフデザイン)から制作していくという、実務と同じ流れでの試験ですので、制作現場の仕事を知るという意味でも、チャレンジする価値のある資格です。

合格率は他の資格と比べて高いようですので、とにかく資格がほしいという人は、まずはスタンダードからチャレンジしてみるのが良いかと思います。

とはいっても、マークアップ作業を効率よくおこなう技術を問われる実務重視の試験ですので、実際に日々Web関連の仕事をしている方にとっては良くても、そうでない方はしっかりと準備をしてから受験してください。これまでの勉強で得た技術が仕事で通用するのかをためす意味でも、ぜひ取得してほしい資格です。

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転職活動の成功率を上げるための施策

ポートフォリオの作成

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さて、転職活動の総仕上げとして、ご自身のポートフォリオを制作しましょう。ポートフォリオとは、ご自分の実績や能力をまとめた、より詳しい職務経歴書のホームページ版と解釈するとわかり易いでしょう。どういった仕事ができるかのアピールツールにもなりますので。気合いを入れて質の高いホームページを制作してください。

ここで、"ご自分の実績や能力"と書きましたが、これまで同業種でやってきて、誰もがうなるような経験と実績があれば、それを全面的に押すページの作りで良いですが、異業種からの転職となると、ウェブサイトの構築や制作に関しての実績がまだありませんので、あまりアピールする材料がないと思うかもしれませんが、それはそれでかまいません。これまでに培ってきたことを書きましょう。

このポートフォリオの本当の狙いは、これ自体が作品であって、サイト制作技術のアピールになるのです。見た目のデザインも大事ですが、正しいHTMLやCSSが書けているか、サイトの構造が修正がやりやすい丁寧な作りになっているかなどを面接官はじっくり見ますので、手をぬかずにしっかりと作りこんでください。

ポートフォリオはホームページではありますが、わざわざこのためにドメインをとってサーバーにアップロードして、誰もが見れるようにする必要はありません。これはフリーのデザイナーさんであればやったほうが良いでしょうが、面接のためだけであれば、サイトのフォルダを丸ごとCD、もしくはDVDに焼いて、面接時に担当者の方へ渡せば良いです。

このポートフォリオサイトの出来が、そのまま実力の証明にもなりますので、これまでの努力の集大成と思って頑張ってください。

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就職、転職支援サービスへの登録

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ポートフォリオサイトが完成したら、いよいよ実際の転職活動に入ります。通常なら求人サイトから応募、ハローワークに足を運んだりといった動きが思いつきますが、それよりもまずは、転職支援サイトへの登録をなりよりも先におこなうことをおすすめします。

転職支援サービスでは、専門のアドバイザーがついてくれますので、こちらが希望する内容を伝えることで、最適な企業を探して紹介してくれます。面接日の調整から書類の書き方、面接対策などもおこなってくれますので、こういったサービスは、これから転職活動をしていくうえですごく心強いです。

自分だけで転職活動をする際は、事前の情報収集をしっかりとおこなわないと、いざ入ってみるとブラック企業だったということもありますので注意が必要です。 しかし、個人でここまでの情報を事前に調べるのは難しいので、やはり転職支援サービスは利用するべきでしょう。

ただでさえ転職活動中は不安でいっぱいだと思います。こういったサービスは積極的に活用させてもらって、ぜひ希望する企業、業種への転職を成功させてください。

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まとめ

終わりに

ウェブデザイナーへの転職は、最初がなかなか難しいですが、一度入りさえすれば、もし次に転職といった際は、実務経験者という肩書がついてきますので、さらなるステップアップを目指しつつ、もっと条件の良い会社に転職ということもスムーズに進みますし、またはいっそ独立して企業するといったことも不可能ではありません。

腕と知識で勝負する業界ですので、努力次第でどこまででものし上がることができるのも面白いですし、なによりもやりたいことを仕事にしているというのは、すごく幸せなことです。

ここまで読んでくださった方は、きっと本気でウェブデザインの仕事に就きたいと考えてある方だと思います。最初は勉強ばかりで大変でしょうが、心ぶれずに頑張ってください。

わたしが転職した際は、2年の準備期間をもうけました。同じ目標をもった者として、心から応援しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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